昨年から新型インフルエンザが流行し、ワクチンの需要などが注目されています。また、この度町田市ではヒブワクチンの公費助成が4月より開始されました。
このように最近では、ワクチンに対する関心が増してきている中、今回はワクチンについて、また日本が『ワクチン後進国』と言われている理由も含めて説明します。
ワクチンとは、感染症を予防するために、身体を悪い菌や病原体から守る機能(免疫)をつくる物質でのことです。ウイルスから毒を取り除くか弱めたものを体内に入れて体内で免疫を作り、感染症に負けない体にする働きがあります。
日本ではワクチン接種の副作用による訴訟で敗訴を重ねることでワクチンを任意接種とし、予防接種対策に消極的になってしまいました。また、それにより新規ワクチンの承認も世界的に遅い状況となっています。
承認されなければ、効果のあるワクチンが使えず、救える命も救われない状況があるのも事実です。
世界的には感染症対策として予防接種を強化している現状であり、先進国の欧米諸国では、予防接種については、全額負担にすることが日本に比べ多くなっています。またWHO(世界保健機関)も、貧しい国であっても国民を守るために国費によるワクチン接種を推奨しています。
若林あきよし(町田市議会議員4期)
議会運営委員会 委員長
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